【味覚障害の真実】

しんしん相澤です。

先日、コロナ妖精(あえて可愛く・笑)に
なったお客さまと話していた時のことです。

その方がこんなことを言っていました。

 

「高熱出た後ウワサ通り、
味覚と嗅覚がおかしくなったんですけど・・

塩の味はわかるんですが、
油と牛乳がとにかくまずい、
というか気持ち悪い感じでした。

で、思ったのが・・
味覚障害じゃなくて、
逆に
味覚が正常になってるんじゃないかなと・・」

 

それを聞いてなるほど、と思い、
話が盛り上がりました。

 

私たちのその時の予測は
味覚がおかしくなっているのではなく

うまい・まずいを

しっかり身体が見極めているのでは?
鋭くなっているのでは?

という見解です。

 

甘いものもわからなかった
とも
その方はおっしゃっていました。

 

ということは・・

「脳」が美味しいと判断しているものは

まずい、もしくは味がないと
判断されている可能性が高そうだなと。

なぜなら
「身体」が欲しているものではないので
身体には入れたくないから
美味しく感じてはいけないわけです。

油っぽいものや牛乳、甘いものは
いわゆる「趣向品」の部類に入ると思うんですね。

趣向品ゆえに
「身体」が欲しているものではなく
「脳」が欲しているものになるわけです。

 

そして
「身体」が必要だと判断しているものは
味があるものとして
つまりは
「身体に入れたい」

感じられているのかもしれません。

「塩」は
生命維持に最も重要な要素の一つですから
塩の味を見極めるための
身体の機能が必要なわけです。

だから塩味はわかると。

つまり
身体にとって、生命維持のために
必要なもの、不要なものを
見極めるための「味覚」の変化
と捉えた方が妥当です。

 

そしてもう一つ。

そもそも、体調不良になると
身体を回復させるために、
なんとしてでも
「不要なものは身体に入れない」
状態が起こります。

それが

食欲不振や嘔吐だったりして
強制的に身体に入れないようになるわけです。

回復させるためには、
要なものが入ってきては、
身体としては処理するものが増えてしまい
処理能力が落ちるからです。

ですので味覚障害と言われるものも
身体に悪いものは「まずく」感じさせることで
余計なものは強制的に入れないことで
回復を促しているのではと
予測がつきます。

 

いかがでしたでしょうか?

そもそも
身体は間違ったことはしません。
それがどんな不調や病気でも同じです。

その原理原則さえわかっていれば
不快な症状や病気も全ては

身体が自分のためにやってくれていることだと

わかるかもしれませんね。